小次郎講師のRSI(相対力指数)解説その6、「RSIの代表的シグナル、失敗したスイングって知ってますか?」

■スイングってよく聞きますけど、なんのことですか?やっぱり野球やゴルフのスイングと共通するところあります?

□英語で書くとswing。日本語に訳すと「揺らす」とか「振る」とか、だから共通するね。ブランコの動きなどもスイングと言うらしい。ジャズのスウィングもここから来た。

■ジャズって身体揺らしながら歌いますものね。ところでトレードの世界でもスイングトレードってのがありますね。

□数日間の短期トレードのことを言うが、価格変動のウェイブ一つを取るというような意味かもしれない。

■とするとスイングってのは価格変動のウェイブに近い意味かもしれませんね。

□ということで・・・失敗したスイングとは、ムサシ君が言ったとおり下がってきたRSIの安値更新失敗。上がってきたRSIの高値更新失敗のことだ。但し、いったん30以下まで行く、いったん70以上までいくという条件があるが。

※安値更新を失敗したスイング例
★図3

■で、それがトレンド反転のきっかけになることはわかりましたが、どこで買えばいいのですか?

□RSI上に2つのウェイブの底があるときは、ロウソク足の方も2つのウェイブがあり、2つの底がある。その2つの底の間にある一番の高値を覚えておき、失敗したスイングを確認して、その後その高値を更新したときが買いシグナルだ。図で確認した方がわかりやすいぞ。

★図4

■なるほど、すると売りシグナルはその逆ですね。

□そういうこと。RSIが70を超えた後に、失敗したスイングが現れる。その2つのウェイブの間に現れる安値を更新したときが売り場だ。