小次郎講師のボリンジャーバンド解説その2、「間違いだらけのボリンジャーバンド解説」

今日のまとめ

・20日移動平均線と20日間の標準偏差から成り立っているのが、ボリンジャーバンド 【ボリンジャーバンド作図の構成要素】 ・20日移動平均線・・・20日間のトレンドの方向性と、20日間の平均的買値(売値)を示す。 ・標準偏差(20日)・・・20日間の価格変動の大きさを示す。 ・ボリンジャーバンドのパラメーターで21日を使っているところがあるが、20日が標準。 【間違いだらけのボリンジャーバンドの解説】 ・ボリンジャーバンドの各線は標準偏差を示す。 ・統計学上データは+1シグマから-1シグマの間に68.3%入り、+2シグマから―2シグマの間に95.5%入る。 ・ということは+2シグマを超える、-2シグマを割り込むということは5%以下の特殊現象。 ・そんな特殊現象が長く続くことはありえないから、+2シグマを超えたら買われすぎということで売る、-2シグマを割り込んだら売られすぎということで買う。 「-2シグマ以下になったら買い、+2シグマ以上になったら売る」 ・ボリンジャー氏は著書の中で「バンド上限(2シグマの位置)を超えても、それが売りシグナルではないし、バンド下限(-2シグマの位置)を割り込んでも、それが買いシグナルというわけではない。」とはっきり書いている。 ・価格の動きは正規分布ではない。 ・+2シグマを超えていたものが、+2シグマの中に納まるようになるということと、価格が下がるということとはイコールではない。 □第2部第8回講義終了。 ■「起立、礼!」 □本日の講義をマスターしたなら、単位を2単位差し上げよう。 本日の単位数2  累計単位数16 中級テクニシャンまで後84単位! 小次郎講師のチャート情報局 https://media-kojirokousi.com/ 小次郎講師の投資大学 https://www.youtube.com/channel/UCG7FPicHPJXg6romhe0t92g