小次郎講師のボリンジャーバンド解説その3、「標準偏差を制するものがボリバンを制する!」

3、標準偏差とは?

□ということで・・・「標準偏差」。 標準偏差とは、データのばらつき度合いを表す数値。シグマと呼びσとかΣで表わされる。偏差値計算の元になる数値だ。
【標準偏差】 標準偏差とは、データのばらつき度合いを表す数値。シグマと呼びσとかΣで表わされる。偏差値計算の元になる数値。
■もう難しい。 □たとえばテストの平均点が50点で、ムサシ君の点数が30点だったとする。 ■ひどい。もっといいたとえを。 □まあ、たとえだから。 同じ平均点が50点でも0点から100点までいろいろな点数の人がいて平均50点というのと、ほとんどの人が40点から60点の範囲で平均点が50点ということがある。 ■ありますね。 □前者の場合、つまり0点から100点まで点がばらけているなら、ムサシ君の30点は「ちょっと悪い成績」というくらい。 ■どうしてもそのたとえで進めるんですね。 □後者の場合、つまりほとんどの人が40点から60点の間にいるなら、ムサシ君の30点は「極めてひどい成績」ということになる。 ■たとえは悪いですが、意味はわかります。 □ということで、ばらつきというのを計測するのはとても大事。それを示すのが標準偏差。その計算の仕方を知っているかという話。 ■知らないです。そんなのほとんどの人が知らないですよ。 □中学か高校で習っているはずだが、覚えてないか? ■覚えてないです。