小次郎講師のボリンジャーバンド解説その3、「標準偏差を制するものがボリバンを制する!」

今日のまとめ

・ボリンジャー氏が移動平均線とストキャスティクスを組みあわせて進化させたのがボリンジャーバンド。 ・ボリバンは「20日移動平均線」と「標準偏差」で出来ているということ。移動平均線は単純移動平均線。 ・「ボリバンの各線は標準偏差で出来ている。つまりボリバンを制するためには標準偏差を制しなければいけない。 ・【標準偏差とは?】 標準偏差とは、データのばらつき度合いを表す数値。シグマと呼びσとかΣで表わされる。偏差値計算の元になる数値。 ・【標準偏差の計算法】 ステップ1.ある一定のデータの平均値を出す。 ステップ2.個々のデータと平均値の差を出す。 ステップ3.その差をそれぞれ二乗する。 ステップ4.二乗したものの平均値を取る。 ステップ5.その平均値の平方根がそのデータ群の標準偏差 ・この2乗するというのは離れれば離れるほど、ポイントを高くしようと考えたことから生み出された。離れれば離れるほど、ポイントを高くすることによって、初めてばらつきということを評価出来るようになる。 ・エクセルではSQRT関数が平方根を求める関数。 ・エクセルには標準偏差を計算する関数もあってSTDEVP関数という。これを使えば、一発で標準偏差が計算出来る。 ・【ミッドバンドがEMAではなくてSMAな理由】 ボリンジャーバンドは、標準偏差を使って価格変動を分析する指標。その標準偏差が20日の単純移動平均を使うなら、ボリンジャーバンドのミッドバンドも20日単純移動平均を使わなければ整合性がとれない。 □第2部第9回講義終了。 ■「起立、礼!」 □本日の講義をマスターしたなら、単位を2単位差し上げよう。 本日の単位数2 累計単位数18 中級テクニシャンまで後82単位! 小次郎講師のチャート情報局 https://media-kojirokousi.com/ 小次郎講師の投資大学 https://www.youtube.com/channel/UCG7FPicHPJXg6romhe0t92g