小次郎講師のボリンジャーバンド解説その3、「標準偏差を制するものがボリバンを制する!」

7、ミッドバンドが単純移動平均を使う理由!

□こうやって計算式がわかればいろいろなことがわかる。 ■たとえば? □ボリンジャーバンドのミッドバンドは20日移動平均線。これはEMA(指数平滑移動平均線)を使わずに、SMA(単純移動平均線)を使う。これに対して、何故EMAを使わないのかという質問がよく来る。 ■海外では、移動平均線を使うとき、EMAがよく使われますからね。 □それに対する答えが、標準偏差を学ぶとよくわかる。 ■え?そうなんですか? □標準偏差の計算式のステップ①は20日のデータを合計して、その平均値を算出すること。この平均の仕方はEMAかい? ■あ、単純平均ですね。 □だろ?ボリンジャーバンドは、標準偏差を使って価格変動を分析する指標。その標準偏差が20日の単純移動平均を使うなら、ボリンジャーバンドのミッドバンドも20日単純移動平均を使わなければ整合性がとれない。 ■なるほど。いままで、ボリンジャーバンドのミッドバンドが何故EMAでなく、SMA(単純移動平均線)なのかをここまできちんと解説してもらったことないです。 □そこが小次郎講師。 ■それ、何回言いますか。自画自賛しなければもっと尊敬出きるのですが・・・。 □あちゃ。ということで、本日はここまで。本日はボリンジャーバンドからちょっと離れて標準偏差の解説をしてみた。 ■次回はきちんとボリンジャーバンドの説明をお願いします。 □と思っているのだが、まだちょっと標準偏差から発生した偏差値のことなどを話したい。 ■偏差値!? □テストのときに偏差値いくらって言われただろ? ■言われました。 □ボリンジャーバンドは価格変動を偏差値で示したものとわかればいろいろなことが見えてくる。 ■むむむ、まだまだ寄り道から本筋に戻らないんですかね。 □寄り道だと思っているところに、大事な本質が隠れている。そろそろムサシ君もそれに気がついてほしいぞ。 ■偏差値でボリンジャーバンドを読み解く。考えてみます。 □それでは本日はここまでに。 ■ありがとうございました。