第6回、移動平均線 その2、『 グランビルの法則 』前編

【買いシグナルの4パターン】 その3、価格が上昇基調の移動平均線の上にあり、その後一時的に移動平均線に向かって下落していくが、移動平均線とクロスせずに再度上昇を始めたとき。 (押し目の終了)普通の買いサイン
image3 □これは説明が必要。価格が安定して上昇しているとき、価格と移動平均の関係は下図のようになる。 image4 □見てわかるように、価格と移動平均線が平行して上昇していく。このとき、価格が移動平均線の上にあることを良く覚えておこう。何故、上昇時には価格は移動平均線の上に位置するんだ?わかるかな? ■「えーと、移動平均線は過去何日かの平均値だから、・・・上昇時には当然、現在の価格より低い値になりますよね。」 □そのとおり。ここら辺当たり前の話だが、「当たり前じゃん」と済ませてはいかん。移動平均線マスターになるためにはここら辺をしっかり理解しておかなければいけない。これを移動平均線の遅効性と呼ぶ。価格はその都度上がったり下がったりする。しかし、移動平均線はそれより遅れて上昇し、遅れて下落する。下降時には移動平均線は価格より上になる。 ■「逆ですから、当然そうなりますね。」 □とすると、移動平均線と価格の位置関係を見ただけで上昇トレンドか下降トレンドかがわかる。 ■「あ、そうか。」