小次郎講師のボリンジャーバンド解説その4、「バンドワイズチャート、%bチャートの秘密」

5、偏差値とボリンジャーバンド

□ま、気持ちはわかるが、それを乗り越えなければボリンジャーバンドはマスター出来ない。さて、今回は「偏差値」の話。今度は偏差値の計算の仕方を教えよう。
【偏差値の計算法】 1、ある数のデータを元に標準偏差を計算する。その標準偏差をシグマと呼ぶ。 2、そのデータの平均値を計算する。その平均値を偏差値50と設定。 3、平均値から標準偏差分上にあるデータが偏差値60、さらに標準偏差分上にあると偏差値70 逆に平均値から標準偏差分下にあるデータが偏差値40、さらに標準偏差分下にあると偏差値30
□つまり・・・
【偏差値とは】 偏差値70=平均点+2シグマ 偏差値60=平均点+1シグマ 偏差値50=平均点 偏差値40=平均点-1シグマ 偏差値30=平均点-2シグマ
□この偏差値の計算式を見ると何かを思い出さないか? ■何かって、ボリンジャーバンドそのものじゃないですか。
【ボリンジャーバンドは】 一番上の線=20日間の平均値+2シグマ 二番目の線=20日間の平均値+1シグマ 真ん中の線(ミッドバンド)=20日間の平均値 下から二番目の線=20日間の平均値-1シグマ 一番下の線=20日間の平均値-2シグマ
□そのとおり。ボリンジャーバンドの各線はそれぞれの偏差値を表わす。
バンド上限(一番上の線)=偏差値70 二番目の線=偏差値60 ミッドバンド=偏差値50 下から二番目の線=偏差値40 バンド下限(一番下の線)=偏差値30
□つまり、ストキャスは価格の相対的高安を点数で表し、ボリンジャーバンドは偏差値で表したということ。今度はよくわかっただろ?
ストキャスティクス・・・現在の価格の相対的高安を点数で示したもの ボリンジャーバンド・・・現在の価格の相対的高安を偏差値で示したもの
■今まで長い間、ボリンジャーバンドを見てきましたけど、こんな考え方したのは初めてです。 □ボリンジャーバンドは3つの要素で出来ている。ひとつは移動平均線。これはミッドバンドが移動平均線そのもの。そして二つ目がバンド幅。これは20日間のボラティリティを示している。そして三番目がストキャス。現在の価格が過去20日の中で相対的にどれくらい高いかどれくらい安いかを示している。しかも偏差値でね。この3つを組みあわせて総合分析するのがボリンジャーバンド。 ■なるほど。奥が深い。そしてこんな話を説明してくれるところはどこにもないです。 □どこにもない話が聞けるのがこの講座。ということで本日はここまでだ。 ■ありがとうございました。次回が楽しみです。 □次回はその3つをひとつずつ徹底解説する。