小次郎講師のボリンジャーバンド解説その10、「%bチャート!」後編

□こういう典型パターンを図にするとわかりやすいだろ。で、ここからがポイント。この典型パターンを作って安定上昇時の%b、安定下降時の%bを計算してみた。

■なるほど。

□すると2つの数値にたどり着いた。安定上昇のときの%bは91.2%、安定下降のときの%bは8.8%。

zu5

■常にその数値になるんですか?

□安定上昇のパターンをいろいろと試してみて、1日の上昇幅をさまざま変化させてみたが、毎日一定幅の上昇、その後一定幅の下降というパターンでは必ず、上昇時の%bが91.2%、下降時の%bが8.8%となる。

■なるほど。上昇のバンドウォークは%b91.2%位置を中心に上昇。下降のバンドウォークは8.8%位置を中心に下降と書くのが正しかったんですね。

【正確なバンドウォークの中心】 ・上昇のバンドウォークは%b91.2%の位置を中心に安定上昇。 ・下降のバンドウォークは%b8.8%位置を中心に安定下降
□下の図は最初に見せた図1に%bチャートを付けたもの。 zu6 □バンドウォークしているところを%bチャートで見てみると、確かに上昇のバンドウォークは91.2%を中心に動いている。下降のバンドウォークは8.8%を中心に動いているというのがよくわかる。 ■緑色の点線が%b、91.2%と8.8%の位置ですね。確かにそこが中心になってますね。図で見るとわかりやすい。 □ということで本日はここまで。ミッドバンド、バンドワイズチャート、%bチャートを究めることでボリンジャーバンドの全体像が見えてきた。ボリンジャーバンドの理解が大きく前進したと思う。後一歩。 ■楽しみです。 □それではまた次回!