まもなくＦＯＭＣ議事録　ヒントは明確には出ない可能性も＝ＮＹ為替

　先ほどからドル円に戻り売りが出ており、110.60近辺まで値を落としている。ブルームバーグが関係筋の話として、トランプ大統領の戦略・政策フォーラムが解散する意向と報じていることが嫌気されている模様。参加していた各大手企業のＣＥＯが相次いでメンバーを辞任している。

　このあと日本時間３時に７月分のＦＯＭＣ議事録が予定されている。９月ＦＯＭＣでのバランスシート縮小開始への期待については、ほぼ追認する内容となるように思われる。ただ、市場もかなり織り込んでおりサプライズは無いであろう。注目は年内の利上げについて何らかのヒントが出るかという点にある。

　ＦＯＭＣ声明ではインフレの鈍化傾向についてはＦＲＢも認めているようだが、果たしてこれが一時的な現象なのか市場は確認したがっている。ただし、ＦＲＢもこの先の指標を確認しなければ判断をつけられないといったところかもしれない。今回の議事録ではその辺のヒントは明確には出ない可能性もありそうだ。

USD/JPY　110.61　EUR/USD　1.1719

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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