【これからの見通し】海外市場の休場多く、材料難

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 週明けは海外市場の休場が多く材料難となりそうだ。英国市場はスプリングバンクホリデー、米国市場はメモリアルデーの祝日。アジアでは中国と台湾が端午節の祝日で休場となっている。朝方に北朝鮮のミサイルを発射し、日本の排他的経済水域内に落下と報じられたが、思いのほか反応は薄かった。同種の事象が続いていることで市場が鈍感になっているようだが、参加者が少なく動意薄になっている面もありそうだ。

 米国をはじめ、英欧の主要経済統計の発表予定に欠けており、手掛かり難。そのなかではノボトニー・オーストリア中銀総裁の講演や、ドラギECB総裁の欧州議会での講演などが予定されている。ドラギECB総裁はフォワードガイダンス変更について否定しており、ハト派姿勢が確認されることが想定される。政治日程では、マクロン仏大統領とプーチン露大統領の会談が予定されている。

 6月8日の英総選挙があと1週間余りに迫ってきており、世論調査などの報道にポンド相場が反応する場面がありそうだ。足元では与党保守党と野党労働党の支持率格差が狭まる傾向となっており、ポンド相場は対ユーロを中心に軟調な流れとなっている。 

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明  

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