何も無ければ円安という判断か=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の午後に入ってドル円は買いが優勢となっており113.80近辺と本日高値圏に上昇している。きょうの為替市場は全般的にドル売りが優勢となっているものの、円売りの動きがドル円をサポートしているようだ。原油の買い戻しが強まっており、米株も堅調に推移していることがフォローとなっている模様。

 先週末の米消費者物価や小売売上高を受けて市場は、6月の米利上げ期待をやや弱めてはいるものの、CMEのFEDウォッチでの6月利上げ確率はなお、70%台と高水準で推移している。

 一方、ここにきてECBの出口戦略への期待も高まっており、欧米とも正常化への期待が高まっている。FRBとECBのスピード感や為替市場での織り込み具合などの見方は様々と思われるが、少なくとも日銀については当面、出口戦略への舵の変更は無いということは確実に言える。

 地政リスクや政治リスク、そして、トランプ政権からのけん制が無ければ、いずれにしろ円安という判断なのかもしれない。

USD/JPY 113.79
 

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