ドラッグストアと薬剤給付管理などヘルスケア全般を手掛けるCVSヘルスが10-12月期決算(第4四半期)を発表しており、既存店売上高、1株利益、売上高とも予想を上回った。ドラックストアを含む小売り部門が前年比6.6%拡大した。 また、同社は新型ウイルス向けのワクチン接種と検査の重要な位置づけを担っているが、第4四半期に約4万カ所の長期療養施設で300万を超えるワクチン投与を実施したことを明らかにしている。 また、米連邦政府の協力のもと、12月中旬に介護施設の職員と利用者のワクチン投与を開始し、現在、12を超える州の薬局で投与を管理しているという。また、検査についても、4800か所以上の店舗で1500万回の検査を実施したとしている。 同社のリンチCEOは発表資料で「われわれ能力を最大限に活用し、全米の地域コミュニティでの存在感を活かし、検査とワクチン投与において主導的な役割を果たした」と述べた。 ただ、株価は取引開始直後は買い先行で始まったものの、直ぐに戻り売りに押され下げに転じている。通期1株利益の見通しが冴えなかったことが重しとなっている模様。 (10-12月・第4四半期) ・既存店売上高:5.3%(予想:3.7%) ・1株利益(調整後):1.30ドル(予想:1.24ドル) ・売上高:695.5億ドル(予想:687.7億ドル) 小売り:240.6億ドル(予想:232.4億ドル) ヘルスケア:191.0億ドル(予想:190.1億ドル) (通期見通し) ・1株利益(調整後):7.39~7.55ドル(予想:7.50ドル) (NY時間09:51) CVSヘルス 72.54(-1.68 -2.26%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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