米寒波は第４四半期に大きな打撃を与えないとの見方＝ＮＹ為替

　クリスマス休暇明けのドル円はＮＹ時間にかけて買戻しが膨らんでおり、１３３円台半ばまで一時上昇している。中国政府が厳格なゼロコロナ政策を転換し、１月初旬に海外からの入国者の検疫要件を解除すると発表したことから、市場にはリスク選好の雰囲気が高まっている。ただ、ドルは年末年始の休暇で動きが乏しく、狭い取引レンジ内に留まっている状況。米株式市場も買い先行で始まる中で、リスク選好の円安が復活しており、ドル円、クロス円とも底堅い動きをしている。

　米国に深刻な寒波が到来しており、クリスマス休暇中に航空便の欠航などが相次いでいる。市場の一部からは、景気への影響も心配されているが、第４四半期の成長には大きなダメージを与えることはないとの見方も出ている。

　一部の産業は混乱し、その影響で今後数週間のうちに新規失業保険申請件数を増加させる可能性があるが、衝撃は短く、一時的なものであるため、生産と収益の大きな損失が続くことはないという。失われた生産高は２０２３年の第１四半期に取り戻される可能性が高いとも述べた。

　ただ、住宅などの天候の影響を受けやすい産業は影響を受けることは確実だとしている。

USD/JPY　133.21　EUR/JPY　141.89
GBP/JPY　160.49　AUD/JPY　90.05

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

• 【来週の注目材料】9月の米生産者物価指数・小売売上高
  為替

  NEW

  11/22(土) 17:10
• 来週の主な予定　9月米小売売上高と生産者物価指数、英予算案　年末商戦幕開け
  為替

  NEW

  11/22(土) 07:50
• ２１日の為替市場の四本値（ポンド円・豪ドル円・カナダ円）
  為替

  NEW

  11/22(土) 07:12
• ２１日の為替市場の四本値（ドル円・ユーロドル・ユーロ円）
  為替

  NEW

  11/22(土) 07:11
• ドル円、一時１５６円台前半まで下落　ロング勢も一旦後退＝ＮＹ為替概況
  為替

  NEW

  11/22(土) 06:45