【これからの見通し】ドル円の戻り歩調は続くのか、米債利回り動向をにらんで

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】ドル円の戻り歩調は続くのか、米債利回り動向をにらんで

 ドル円は今日の東京市場で134.40レベルまで高値を伸ばした。12月20日の日銀決定会合で予想外のYCC変動幅拡大を打ち出したことで、137円台から130.50台まで約7円幅で急落した。しかし、その後は海外市場のクリスマス連休を挟んで連日の戻り歩調となっている。急落の半分以上を取り戻している。

 テクニカル的には10日線(134.115)の水準まで戻したことになる。今後、21日線(135.29)や200日線(136.129)を試してゆくのか。

 ポイントは米債利回り動向となりそうだ。米10年債利回りは、米FOMCを終えた12月中旬以降は上昇の流れを示しており、ドル円の上昇を支援した面も指摘される。足元では3.85%付近で推移している。

 この後の海外市場では、連休明けのロンドン勢の動向が注目される。経済指標発表は、ブラジル雇用統計(11月)米中古住宅販売成約指数(11月)米リッチモンド連銀製造業指数(12月)など。米債券関連では、米5年債入札(430億ドル)が予定されている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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