シカゴ大豆市況=概ね続伸、ブラジルの天候不良に対する警戒感から買い優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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       始 値   高 値   安 値    帳入値     前日比
  23/11   1290.00     1296.75     1283.25      1293.25        +4.25
  23/01    1311.00     1319.25     1304.75      1314.75        +4.50
  23/03    1325.75     1332.50     1319.00      1330.00        +4.00
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高 (前々日比)
   先物        142,485        180,171         706,293   (+  2,091)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(11月7日−11月11日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る〜上回る。雨量は平年並み〜上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る〜平年並み。雨量は平年並み〜上回る。
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 大豆は概ね続伸。終値の前営業日比は0.50セント〜4.50セント高。中心限月
の1月限は4.50セント高の1315.00セント。
 ブラジルの天候不良に対する警戒感から買い優勢となった。ブラジルでは1部地域で
乾燥が進行する一方、冠水が発生している地域でが発生している地域で降雨が発生し、
再作付の必要が浮上している。

 1月限は1311.00セントで取引を開始した後のアジアから欧州にかけての時間
帯は上値の重いなか安もみとなり、この中でこの日の安値1304.75セントを付け
た。シカゴの時間帯を迎えるとブラジルの天候懸念を手掛かりにして地合いを引き締め
1319.25セントの高値に浮上。暫く1316セントを下値支持線にしてもちあっ
た後にやや値位置を落としたが、高値圏を維持して引けを迎えた。
 大豆粕は期近の12月限は前日の上昇後で転売が入って小安く終えたが、他の限月は
米国の輸出増加観測が引き続き意識されたうえ、大豆の堅調な足取りが手掛かりとなっ
て堅調な足取りを維持。
 一方の大豆油は大豆粕とのストラドルに絡んだと見られる売りが入って軟調で終え
た。大豆粕12月限は前日比0.75ドル安の430.50セントで、期近の24年1
月限は前日比1.10ドル高の419.10ドルで終えた。

今日の材料
・FOMCで金利据え置き。追加政策引き締めの程度を精査と再表明。
・追加政策引き締めの程度を精査と再表明。
・ドルはまちまち。ドル円は1ドル=150.60円台まで下落。ユーロドルは1ユーロ=
 1.0580ドルで上値を抑えられたが下値堅く推移。
・米国株は続伸。ニューヨークダウは221.71ドル高。
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