[今夜の視点]海外原油=続落へ、来年の米景気悪化リスクで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.03ドル高の75.36ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは75.21〜76.06ドル。
 今晩の海外原油は続落か。パレスチナ情勢から関心が離れ、来年以降の景気見通しに
焦点が当たっていると思われるなかで売りが続くだろう。米金融当局者は米経済が堅調
であるとの認識を示しているが、大半の消費者は物価高に借り入れ拡大で耐え忍んでお
り、実態は明るくない。今月から始まる年末商戦で家計の債務残高が一段と膨らむ公算
であり、金利負担の増加もあって遅かれ早かれ消費拡大は行き詰まるだろう。今週末の
米ミシガン大学消費者信頼感指数や来週の米小売売上高に目を向けておきたい。

<今夜の予定>
◆ 南アフリカ ◆
【経済】20:00 製造業生産 2023年9月(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】22:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【農産】22:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
【農産】11/10 02:00 世界穀物需給見通し(USDA)
【農産】11/10 02:00 農産物生産高(USDA)
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