アジア株 香港株は週末を前に利益確定売り 上海市場では医療品が上昇 子供の肺炎「急増」とWHOが警鐘を鳴らす 東京時間11:18現在 香港ハンセン指数 17664.61(-246.23 -1.37%) 中国上海総合指数 3052.26(-9.60 -0.31%) 台湾加権指数 17300.98(+6.43 +0.04%) 韓国総合株価指数 2506.93(-8.03 -0.32%) 豪ASX200指数 7057.50(+28.32 +0.40%) アジア株はまちまち、材料難で方向感に欠ける。 香港株は反落、週末を前に利益確定の売りに押されている。中国政府による不動産向け支援策が材料視され、きのうは1%近く上昇していた。 来週は中国10月の工業企業利益と11月の製造業PMIおよび非製造業PMI、中小企業を対象とした財新の製造業PMIも発表されるため、様子見ムードも広がっている。 きのう、中国当局は銀行に対し、要件を満たした不動産開発会社に短期の無担保融資をすることを「初めて」許可する可能性があると報じられていた。不動産向け支援策が好感されているが、不動産業者への無担保融資は「危険だ」と米JPモルガンは指摘。報道が事実であれば、銀行株を「空売り」するよう提案すると述べた。 香港市場では新世界発展や恒基兆業地産、恒隆地産など不動産株が下落している。NY原油価格が時間外で下落していることを受け、中国石油天然気や中国石油化工などエネルギー関連も下落しているほか、バイドゥやアリババ、テンセントホールディングス、JDドットコムなどハイテク関連も下落している。 上海市場では江蘇聯環薬業や山東魯抗医薬、湖南方盛製薬、上海神奇製薬投資管理など医療品関連が総じて上昇。 中国国内で子供の肺炎を含む呼吸器疾患が「急増」しているとして、WHOは中国に詳細を求めた。これに対し中国保健当局は、子供の呼吸器疾患の増加が過去よりも早い時期に起きているが、急増でも患者数は病院の収容能力を超えていない。新型の病原体は確認されていないと説明した。
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