●週間見通し穀物、このまま持高調整を続ける=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週はトウモロコシ、大豆相場ともに動意を欠く展開になった。トウモロコシ相場は
新規売買材料が乏しく、乱高下する小麦相場の動向をみながらの展開になった。現物市
場が安値に抵抗感を見せるも、潤沢な在庫環境への警戒感も強く、決め手を欠いてい
る。大豆相場もボックス気味の展開になった。南米の天候リスクの評価が定まらなかっ
た。輸出、圧砕需要環境はともに良好だったが、相場に対する影響は限定的だった。
 今週もトウモロコシ相場は横這い気味の展開になろう。売買材料が乏しく、このまま
クリスマスに向かう見通し。潤沢な在庫環境の上値圧迫が続く一方、ここから改めて投
棄売りが膨らむことはないだろう。大豆も同様である。南米の天候リスク評価次第で大
きく揺れ動く可能性もあるが、現状では上下双方に大きく動きづらい。年内の売買は終
わった感が強くなっている。
 予想レンジは、トウモロコシが475〜490セント、大豆が1290〜1340セ
ント。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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