●週間見通しゴム、円高続くと上値重い展開=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は230円台中盤まで値下がりする展開になった。為替が急激な円高に振れたこ
とを受けて、売り優勢の展開になった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を経て、米
国が2024年に積極的な利下げを行うとの見方が強まり、ドル安・円高が加速したこ
とが円建てゴム相場を下押しした。上海ゴム相場は中国経済の減速懸念に上値を抑えら
れるも、大きな値動きにはならなかった。産地相場は、集荷量は安定したが、相場は小
幅上昇した。
 今週も上値の重い展開になろう。為替主導の展開になっているため、更に円高が進む
か否かが注目される。日本銀行金融政策決定会合後も円高・ドル安環境が維持される
と、下値模索の展開になる。9月の228〜240円水準での下げ止まりの有無が重視
されよう。年内の主要イベントはほぼ終了しているが、上海ゴム相場の突発的な値動き
には注意が必要。
 予想レンジは230〜242.00円。
(マーケットエッジ・小菅 努)


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