●週間見通し金、FOMC後の堅調地合が続く=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は、1990ドル台で下げ一服となり、2030ドル台まで切り返す展開になっ
た。11月消費者物価指数を無難に消化したが、その後の米連邦公開市場委員会(FO
MC)がハト派と評価され、米金利低下・ドル安連動で大きく切り返す展開になった。
FOMCでは、当局者が2024年に3回の利下げを想定していることが明らかにな
り、マーケットは利上げ終了から利下げの流れを織り込む動きを強めた。
 今週も底固い展開が続こう。クリスマス休暇前とあって持高調整による不規則な値動
きに対しては注意が求められるが、利上げ終了から利下げの方向性を織り込む展開は維
持されよう。当局者から早期利下げ観測の織り込みをけん制するような発言があると利
食い売りが膨らむが、押し目買い優勢の地合が崩れることはない見通し。22日の11
月PCEデフレーターなどがイベントリスクになるが、2050ドル、2100ドルが
上値抵抗になる。2000ドル水準では値ごろ感が強い。
 予想レンジは2000〜2085ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。