(NY時間16:43)(日本時間06:43)時間外 ネットフリックス<NFLX> 528.59(+42.88 +8.83%) ネットフリックス<NFLX>が時間外で8%上昇。引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想を下回ったものの、売上高は予想を上回った。特に有料会員数が1312万人増加し、予想を大きく上回っている。各地域で予想を上回る加入者数の増加が見られ、外出が難しかったパンデミックの初期以来、四半期としては最高の伸びを記録した。 ガイダンスも公表し、第1四半期の1株利益は予想を上回る見通しを示した。 同社はパスワード共有の取り締まり、安価な広告付きメニューの導入、そして好調な番組群に支えられ、2022年の低迷期から立ち直り、過去最高の会員数を記録した。最新四半期のヒット番組にはポスト黙示録スリラー「Leave the World Behind」や、サッカー界の巨匠デビッド・ベッカムのドキュメンタリーなどがある。 ただ、昨年末の加入者数の堅調な伸びが今年も続くとは限らない。同社は、第1四半期は前年の175万人は上回るものの、第4四半期ほど顧客数は増えないと述べている。市場は431万人を予想。 しかし、それが売上高の伸びを妨げることはなさそうだ。同社はここ何年もそうしてきたように、値上げを一部実施することで、2桁のペースで売上高を伸ばし続けると述べた。2022年の上半期に顧客を失ったとき、経営陣は長い間抵抗してきた手段を講じた。広告メニューを導入し、パスワード共有を取締りを顧客に強制。広告付きメニューはスタートこそ遅れたが、勢いを増し始めている。同社は今月初めに現在2300万人以上がこの層を利用していると発表していた。 (10-12月・第4四半期) ・1株利益:2.11ドル(予想:2.19ドル) ・売上高:88.3億ドル(予想:87.1億ドル) ・営業利益率:16.9%(予想:14.1%) ・有料会員数:+1312万(予想:+891万) 北米:+281万件(予想:+176件) EMEA:+505万人(予想:+366万人) 南米:+235万人(予想:+136万人) アジア・太平洋:+291万人(予想:+208万人) ・FCF:15.8億ドル(予想:12.6億ドル) (1-3月・第1四半期見通し) ・1株利益:4.49ドル(予想:4.09ドル) ・売上高:92.4億ドル(予想:92.8億ドル) ・営業利益率:26.2%(予想:24.1%) (通期見通し) ・売上高:2桁台の増収 ・FCF:60億ドル(予想:60.3億ドル) ・営業利益率:24%(予想:22.7%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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