LME市況=アルミ・銅は中国経済の先行き不安で反落、ニッケルは反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,196.00  -  0.11       2,222.00  -  8.50
    アルミ合金      1,820.00     0.00        1,820.00     0.00
     銅         8,198.74  - 94.51        8,312.00  - 90.00
    ニッケル      15,752.00  + 92.00       16,012.00  + 85.00
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 アルミ3カ月物は小反落。2230.5ドルと前日同値で取引を開始。しばらくもち
あった後、欧州の時間帯にかけて軟化。2214.50ドルの安値を付けた後に買い戻
されたが、戻り待ちの売りが見られ、2227ドルを上値抵抗線とするもちあいに転じ
た。2234ドルまで小高くなる場面があったが、銅の軟調な値動きを嫌気した売りが
優勢となり、小安く引けた。
 2月4日の指定倉庫在庫は1300トン増の52万8050トン。
 銅3カ月物は反落。前日の堅調地合いを引き継ぎ買いが先行して8412ドルで取引
を開始。アジアの時間の序盤に8425.5ドルまで値を伸ばした後、戻り売りに合い
軟化となった。中国株の代表的指数の上海総合指数の大幅続伸が支援材料となり、
8395ドルが支持線となった。しかし10日からの中国の春節入りを控え中国経済の
先行き不安が強く、米国の時間帯にかけて軟化。終盤に8355ドル前後でもちあう場
面も見られたが、リスク回避の動きは強く、1月18日以来の安値となる8295ドル
まで一気に軟化。安値を離れ、8300ドル台を回復したが、90ドル安で引けた。
 2月4日の指定倉庫在庫は950トン減の13万7850トン。

 ニッケル3カ月物は反発。1万5930ドルで小高く取引を開始。1万5850ドル
に小安くなる場面があったが、下値は堅く、1万6000ドル台を回復。銅の軟調な値
動きが足かせとなり、1万6050ドルで頭打ちながら、堅調地合いを維持した。
 2月4日の指定倉庫在庫は78トン減の7万1724トン。
今日の材料
・7日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は大幅続伸、40.21ポイント高の2829.70ポイント。
・欧州株は下落。欧州中央銀行(ECB)当局者が早期利下げに慎重な姿勢を示したこ
 とから、売り注文が優勢。 英FTは日用品株が下落した。独DAXは不動産株が安い。
・ドルはまちまち。ドル円は1ドル=148円台前半まで上昇。ユーロドルは1ユーロ
 ドルは1ユーロ=1.0784ドルで頭打ちながら堅調に推移。
・米国株は続伸。ニューヨークダウは156ドル高。ナスダック指数は147.64ポイント
 高。
・ニューヨーク貴金属は金が小幅高も他3品は売り優勢。ニューヨーク原油は続伸。
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