[本日の見通し]石油=上昇、価格差は需給の引き締まりを示唆

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 原油の2024年7月限は上昇。7万3420円まで上げ、夜間取引の高値をやや上
回った。
 米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比716万
8000バレル増となった。定期改修を背景に、製油所への原油投入量は落ち込んだま
まである可能性が高い。
 ただ、ニューヨーク原油のバックワーデーションは鮮明で、4月限と5月限の価格差
は広がっている。21日には1バレルあたり0.60ドルまで拡大した。需要期に向け
た供給ひっ迫感が意識されている。API統計からすると足元の需給はゆるいが、値動
きは引き締まりを示唆している。足元ではなく、需要期に目を向ける場面か。
 時間外取引でニューヨーク原油4月限は前日比0.26ドル高の78.17ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは78.03〜78.17ドル。
 原油7月限の予想レンジは7万3000円から7万4000円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万2000円から8万3000円。
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