金・銀市況=金は上昇、現物相場の堅調な値動きから終盤にジリ高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/04          2025/2    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,840    +18     9,843   新甫  : 2,033.43    +1.29
銀          114.0    0.0     110.7   新甫  : 2,252.00   -28.00
プラチナ     4,304    -44     4,302   新甫  :   883.10   -10.40
パラジウム   4,700      0     4,700   新甫  :   952.71   -13.45
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.51   +0.04  ユーロ・ドル相場   1.0850  +0.0027
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【市況】
 金は上昇。ニューヨーク安と円安を受け、まちまちで始まった。その後は、ドル建て
現物相場の上昇を受けて小幅高となり、期先12月限は正午前に6円高で推移。午後は
伸び悩んだが、現物相場の堅調な値動きから終盤にジリ高となり、12円高で引けた。
 銀の商いは成立しなかった。
 新甫2025年2月限は金標準が9837円、金ミニが9839.5円でそれぞれ発
会。標準は小幅に値上がりして引けた。
 前営業日比は、金標準、金ミニが7〜18円高、ゴールドスポットが14円高、銀が
変わらず。
 推定出来高は、金が1万7788枚、金ミニが2117枚、ゴールドスポットが
6034枚、銀が0枚。
【金期先は日中取引では9840円台で上値を抑えられるも堅調】
 金は概ね堅調。期先12月限は夜間取引の序盤、9853円まで上昇。夜間中盤に
9814円に軟化したが、夜間取引の後半から地合いを引き締めた。9840円台では
上値を抑えられたが。堅調に引けた。今日、新甫発会となった25年2月限はほぼ同ザ
ヤで推移した。新甫発会日だが、出来高は伸び悩んだ。
 ウクライナ情勢が再度、緊張を高め、金は地政学リスクからの側面が脚光を浴びる
が、29日に発表される1月の米個人所得・支出(PCE)デフレーターを無事、通過
できるかが目先のポイント。インフレの抑制が示されないと、早期の米金利引き下げシ
ナリオがさらに後退し、金相場にとって逆風となる。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上昇。きのうの海外市場では、米国債の利回り上昇を受け
て売り優勢となった。アジア市場では、朝方の2030.87ドルから、米国債の利回
り上昇が一服したことを受けて堅調となった。午前、午後とも2034ドル台に上昇場
面があった。2035ドルの節目が抵抗線ながら堅調に推移。ユーロドルが堅調に推移
が追い風。
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