[今夜の視点]海外原油=上値重いか、需給タイト化期待では買いづらい

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引で4月限は前日比0.27ドル安の78.60ドルで推移。本日これまで
のレンジは78.31〜78.65ドル。

 今晩の海外原油は上値が重いか。石油輸出国機構(OPEC)プラスが日量220万
バレルの自主減産を4−6月期も継続する公算であることが相場を押し上げているもの
の、需給が引き締まっているかどうか確信させる手掛かりに欠けることが足を引っ張り
そうだ。調査会社ボルテクサによると原油の海上備蓄は引き締まりつつあるが、米エネ
ルギー情報局(EIA)の発表を見ても、米石油在庫の減少ははっきりしない。経済協
力開発機構(OECD)加盟国の商業在庫が取り崩されていくと期待して勇んで買いづ
らい。需給が引き締まっていくとしても、早くても来月以降か。
<今夜の予定>
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 貿易収支 2024年1月(トルコ統計機構)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】22:30 国内総生産 2023年10-12月期改定値(商務省)
【経済】22:30 卸売在庫 2024年1月速報値(商務省)
【工業】2/29 00:30 週間石油統計(EIA)
◆ カナダ ◆
【経済】22:30 国際収支 2023年10-12月期(カナダ統計局)
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