プラチナ市況=プラチナはまちまち、NY安と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/04          2025/02    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,896    +86     9,895   +83  : 2,046.33   +10.66
銀          114.0    0.0     110.7   0.0  : 2,274.00   +25.00
プラチナ     4,268     -7     4,288     0  :   875.00    -8.90
パラジウム   4,500      0     4,500     0  :   948.14   +10.63
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.40   +0.53  ユーロ・ドル相場   1.0813  -0.0020
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。プラチナはニューヨーク安を
受けて売り優勢で始まったのち、円安を受けて小幅高となる限月が目立った。午後に入
ると、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。パラジウムの商いは成立しな
かった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが7円安〜変わらず、プラチナスポットが8
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万0492枚、プラチナミニが680枚、プラチナスポ
ットが5630枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはドル安で押し目を買われる】
 プラチナ先限は夜間取引で4264円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因にな
った。日中取引は4297円まで戻した。円相場は1ドル=150円台前半で円安に振
れた。植田日銀総裁は2%の物価目標実現について、見通せる状況には至ってないとの
認識を示した。
 プラチナはニューヨーク市場でドル安一服を受けて戻りを売られたが、アジア市場で
はドル安を受けて押し目を買われた。1月の米個人消費支出(PCE)デフレータが予
想通りとなり、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始が6月との見方で固まりつつ
ある。一方、2月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.1と事前予想
の49.6を下回った。前月は49.2。非製造業PMIは51.4(前月50.7)
と事前予想の50.9を上回った。また財新製造業PMIは50.9(同50.8)と
事前予想の50.8を上回った。900ドル割れで中国勢の安値拾いの買いが入ってお
り、買いが続くかどうかを確認したい。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の878.68ドルから、ドル安を
受けて堅調となった。午後に入ると、883ドル台まで上昇したのち、上げ一服となっ
た。
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