【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが上昇。プラチナはニューヨーク高を受け て買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。 パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時5分現在の前営業日比は、プラチナが9〜13円高、プラチナミニが 43.5円安〜20.5円高、プラチナスポットが7円高、パラジウムが出来ず。 午前11時5分現在の出来高は、プラチナが1万1582枚、プラチナミニが 1111枚、プラチナスポットが9242枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは金急伸で押し目を買われる】 プラチナは米ISM製造業景気指数の低下や金急伸が支援要因になった。2月の米I SM製造業景気指数が予想外に低下し、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待が高 まった。米FRBの6月の利下げ開始見通しに変わりはないが、年末まで100ベーシ スポイント(bp)利下げを織り込んだ。一方、今週は中国で5日から全国人民代表大 会(全人代)が開かれる。景気刺激策を発表する見込みだが、大胆な改革は期待薄とみ られている。900ドル割れで買い戻されても上値を伸ばすのは難しくなりそうだ。 プラチナ先限は夜間取引で4313円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因にな った。円相場は1ドル=149円台後半で円安が再開した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の886.30ドルから、買い戻さ れたが、889ドル台で戻りを売られた。 午前11時現在、プラチナは884.49ドル、パラジウムが956.63ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが875.00ドル、パラジウムが959.99 ドル。 MINKABU PRESS
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