【本日の見通し】米CPI受けてドル安一服も、戻りでは売りの意識 注目された昨日発表の2月米消費者物価指数(CPI)は前年比+3.2%と1月の同+3.1%を上回る伸びとなった。市場予想は+3.1%となっていた。食品とエネルギーを除いたコアは前年比+3.8%と1月の+3.9%から鈍化も市場予想の+3.7%を上回った。前月比はともに+0.4%となった。ガソリン価格上昇を受けたエネルギー価格の上昇が総合指数の伸びを支えた。前回予想以上に強かった住居費は前回から鈍化を見せた。 この強さを受けてドル円は一時148円12銭前後まで上昇を見せた。ただ、高値からは少し売りが出ている。 先週金曜日、週明け月曜日と146円49銭まで下落、昨日も東京午前に146円62銭を付けていたが、こうしたドル安円高の動きが一服。きれいなダブルボトムを付けて、次の下げがボトムに届かず反発と、チャート的にはいったんの下値となりやすい形になっている。 今回のCPIを受けて、早期の利下げ開始期待が一服。市場の中心的な予想は依然6月の利下げ開始であるが、CPI後に見通しが少し後退している状況となった。 こうした状況から少しドル高への動きが期待されるが、今回のCPIについては住居費とエネルギー関連を除いたコアサービス価格の鈍化が見られていることもあり、ドル買いに少し警戒感もある。147円台後半から148円にかけてのレンジを中心に慎重に次の流れを見極める状況と見られる。 MINKABU PRESS 山岡和雅
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