アジア株 香港株は大幅続落、米利下げ開始時期後ずれとの見方 来週の大手企業決算も警戒 東京時間11:00現在 香港ハンセン指数 16690.20(-271.46 -1.60%) 中国上海総合指数 3030.39(-7.84 -0.26%) 台湾加権指数 19853.67(-84.25 -0.42%) 韓国総合株価指数 2693.96(-24.80 -0.91%) 豪ASX200指数 7612.50(-101.13 -1.31%) アジア株は全面安。 上海株は小幅下落。来週、小売売上高や鉱工業生産、不動産投資、失業率が発表されるほか、事実上の政策金利である最優遇貸出金利(LPR)が公表されるため、週末を前に様子見姿勢が強まっている。 中国の新築住宅価格は2月に0.36%下落、2カ月連続で下落ペースが鈍化した。中古住宅価格も前月から下落ペースが鈍化。ただ、当局の支援策にもかかわらず新築住宅価格は9カ月連続で減少している。中国は今年も大規模支援策は必要ないとしており住宅価格の下落は続く見込み。 香港株は3営業日続落。アリババや美団、バイドゥ、レノボ、ネットイース、テンセントホールディングス、JDドットコムなどハイテク関連が総じて下落している。不動産や消費者サービス、保険、銀行、医療品関連も軒並み下落。 直近の米経済統計を受け、米利下げ開始時期が後ずれするのではないかとの懸念が浮上している。香港は米ドルとのペッグ制を採用しているため、政策金利をFRBに連動させている。また、来週から本格化する企業決算への警戒感も高まっている。シャオミに美団、テンセントホールディングスのほか、不動産会社の龍湖集団と恒基兆業地産が予定されている。 豪州株は大幅下落、来週の豪中銀理事会への警戒感が高まっている。
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