●週間見通しゴム、集荷増が一服するまで調整売り=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は364.00円まで急伸した後、330円台前半まで反落する展開になった。
産地相場の急伸地合を受けて、上値追いの展開が続いた。供給不安の織り込みが続き、
産地連動で上値を切り上げている。しかし、週後半はその産地相場が高値から反落し、
つれてJPXゴム相場も上値の重い展開になった。急ピッチな値上がりを受けてRSS
の集荷量が上向いており、価格に対しては調整圧力が強まった。上海ゴム相場も急伸後
の急反落となっている。
 今週は、まずは調整売り圧力を消化することになる。産地相場の値動きに強く依存す
るため、産地相場が下げ止まるまでは、これまでの急伸地合の反動から調整売りが膨ら
むことになる。一方で、産地の天候不順や減産期を迎えていることに変化は見られな
い。このため、価格低下でRSSの集荷増が一服すると、上昇再開に備える必要があ
る。産地相場の値動きをみながらの展開が続こう。
 予想レンジは320〜340円。
(マーケットエッジ・小菅 努)


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