[本日の見通し]石油=上昇、需給タイト化期待は高まるのか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2024年9月限は上昇。夜間取引の高値付近で推移してい
る。
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、製油所稼働率は88.5%まで上
昇したものの、3月末以降は概ね横ばいで、原油消費量の高まりは限定的である。足元
で留出油の需要は上向いている一方、ガソリン需要の回復は引き続き鈍い。ただ、例年
通りであれば6月、7月に向けて原油需要は高まっていく可能性が高い。ドライブシー
ズンにおける需給タイト化を期待すると、相場は底堅くなっていきそうだ。
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比0.32ドル高の79.31ドルで推
移。本日これまでのレンジは79.13〜79.33ドルで推移。
 原油9月限の予想レンジは7万7300円から7万8300円、ガソリン先限は8万
2500円から8万3500円、灯油先限は8万1000円から8万2000円。
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