プラチナ市況=プラチナは急反落、ドル建て現物相場の下落から軟調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/06          2025/04    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         12,160   -103    12,159  -122  : 2,415.08   -33.84
銀          158.0   0.0     158.8  -3.2  : 3,145.00   -62.00
プラチナ     5,192   -234     5,227  -195  : 1,038.90   -44.49
パラジウム   5,000      0     5,000     0  : 1,011.80   + 2.00
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    156.24   +0.53  ユーロ・ドル相場   1.0858  -0.0023
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが急反落。プラチナはニューヨーク安を受
けて売り優勢で始まった。その後は、手じまい売りなどが出て軟調となり、先限は正午
過ぎに210円超の下落で推移。午後の取引もドル建て現物相場が1030ドル台前半
に下落から軟調な展開を強いられ、190円超の下落で引けた。期近から期中は期先以
上の下落となった。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが234〜195円安、プラチナスポットが
230円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが2万6073枚、プラチナミニが1653枚、プラチナス
ポットが9591枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは買い過剰感から反動安、終盤は押し目買いもよう】
 プラチナは前日まで上値追いに対する反動安場面となった。先週後半から買い過剰感
が台頭していたが、ようやく修正安場面を迎えた。初押し場面だが、利食い売り優勢も
よう。終盤は押し目買いと、日計り商いを含む短期筋からの買い戻しがあったもよう。
 先限は正午に4197円まで下げ幅を拡大。下げ幅を縮小したが、いったん5214
円で戻りを抑えられた。午後1時以降は5200円割れで推移したが終盤になり、
5220円台まで下値を切り上げた。
 明晩、米半導体大手エヌビディアの決算発表、さらに米連邦公開市場委員会(FOM
C)の議事録の公表が日本時間の23日の午前3時にある。米株式市場、ドルの動向が
不透明なことがら、いったん利益確定、押し目買いには慎重姿勢をとる投資家も多かっ
たもよう。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1050.00ドルから、手じまい売
りなどが出て軟調となった。午後1時過ぎになり、1028ドルまで下落したが、
1030ドル割れは買い拾われ、午後3時半過ぎに1040ドル台まで戻す場面があっ
た。
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