プラチナ午前=プラチナは反落、NY安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安と円高
を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下げ一服が下支えになっ
たが、戻りは売られた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが113〜80円安、プラチナミニが
118.0〜93.0円安、プラチナスポットが22円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが1万0225枚、プラチナミニが871
枚、プラチナスポットが5710枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは手じまい売りが圧迫】
 プラチナは手じまい売りが圧迫要因になった。ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総
裁が「政策金利は当面の間、現状の水準で維持されるべき」と述べたことを受け、時間
外取引から軟調となった。5月の米ISM製造業景気指数が2カ月連続で低下し、成長
鈍化の懸念が強まり、ダウ平均株価が下落した。ドル安に振れたことは下支え要因だ
が、ドル建て現物相場は5月24日の安値を割り込み、テクニカル面で悪化した。
 プラチナ先限は夜間取引で5102円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要
因になった。円相場は1ドル=156円台前半の円高に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1019.46ドルから、ドル安を受
けて1022ドル台まで戻したが、戻りは売られた。
 午前11時現在、プラチナは1018.00ドル、パラジウムが929.32ドルで
推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1035.71ドル、パラジウムが
906.03ドル。
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