【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅続落。プラチナはニューヨーク大幅 続落、円高から売り優勢で始まった。場中、円相場が1ドル=154円台後半から 155円台に反落もドル建て現物相場が一時980ドル台に一段安から先限は再度、下 げ幅を拡大した。180円超の下落となる限月が目立っている。 パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時30分現在の前営業日比は、プラチナが207〜161円安、プラチナミ ニが180.5〜175.0円安、プラチナスポットが126円安、パラジウムが出来 ず。 午前11時30分現在の出来高は、プラチナが1万4658枚、プラチナミニが 1090枚、プラチナスポットが5564枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは大幅安、英JM供給不足見通し発表後の上げ幅を失う】 プラチナは大幅安。先限は4939円まで下落となり、先限として5月13日以来の 安値をつけた。日中取引で4981円まで戻したが、軟調地合いは払しょくできず。 先月、英ジョンソン・マッセイ(JM)が供給不足見通しを発表したことをきっかけ に大幅高となったが、先月30日からの下げで5月中旬からの上げ幅を失った。 中国の中小企業を対象とした財新の5月非製造業購買担当者景況感指数(PMI)が 昨年7月以来の高水準となった。アジア時間のドル建て現物相場は一時980ドル台ま で軟化したが、990ドル台を回復。今夜のニューヨークプラチナ市場でどう評価され るかを見極めたい。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。987ドル台まで下落したが、990ドル台 を回復。 午前11時30分現在、プラチナは991.85ドル、パラジウムが921.63ド ルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1022.69ドル、パラジウムが 926.32ドル。 MINKABU PRESS
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