−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/12 2,425.5 - 2.4 シカゴ大豆 2024/11 1,039.50 -9.00 NY銀 2024/ 9 2,786.6 -15.4 シカゴコーン 2024/12 412.25 +2.25 NYプラ 2024/10 957.6 +13.2 NY原油 2024/ 9 75.81 -1.35 NYパラ 2024/ 9 887.80 +0.90 ドル・円 154.01 +0.25 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は154円水準で推移 NY為替市場、ドル円は東京時間に一時153円台半ばまで下落していたものの、N Y時間にかけて買い戻され154円ちょうど付近に戻した。今週の重要イベントを前に 全体的には様子見の雰囲気が広がっており、慎重な雰囲気もうかがえる。 今週はFOMC、日銀決定会合、週末には米雇用統計の発表が控えている。先週末に FRBが重要視するインフレ指標である6月のPCEデフレータが発表になったが、予 想通りにインフレの落ち着きを示す内容となった。市場は9月のFRBの利下げ期待を 変えていない。 今回のFOMCは据え置きが確実視されているものの、市場が期待している9月利下 げに向けて何らかのヒントが出るか注目される。しかし、9月FOMCまでにあと2 回、消費者物価指数(CPI)が確認できることから、利下げにオープンではあるもの の、その可能性を強調はせず、データ次第の姿勢を示すのではとも見られている。 一方、日銀は国債購入減額のほかに、利上げを実施との見方が海外勢中心に根強い。 短期金融市場でも6割程度で利上げを見込んでいる。ただ、エコノミストの利上げ予想 は2割程度となっている。 ◎NY貴金属=金は小反落、ドル高で戻りを売られる ニューヨーク金、銀は小反落。 金12月限は小反落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待を 受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて上げ一服となった。日中 取引では、米国債の利回りが上昇に転じたことやドル高を受けて戻りを売られた。 銀9月限は金堅調につれ高となったが、ドル高を受けて戻りを売られた。 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。 プラチナ10月限は反発。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期 待や金堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ばし た。日中取引では、ドル高に上値を抑えられたが、序盤の売りが一巡すると、買い戻し 主導で上昇した。 パラジウム9月限は欧州時間のドル高に上値を抑えられたが、買い戻されて下げ一服 となった。 ◎LME=アルミ・銅は金・原油市場の軟調を受けて下落、ニッケルは続伸 アルミ3カ月物は反落。2287ドルで小安く取引を開始した後に2299ドルまで 浮上したものの、銅の軟化に追随して下落。暫く2280ドル前後でもちあったが、欧 州の時間帯を迎えると欧州株の頭重い足取りを受けて下値指向を強めて下値を探る足取 りを展開。金、原油の下落も弱材料視されるなか引けにかけて値位置を切り下げ終盤に 2239.5ドルの安値を付け、安値圏で取引を終えた。 銅3カ月物は続落。前週末の軟調な足取りの後で修正のための買い戻しが先行し、 9128.50ドルで買い優勢で開始した後、9163ドルまで上昇した。その後は、 アジア株、欧州株がそれぞれ堅調に推移したにもかかわらず、下値を探る足取りに転じ 米国の時間帯を迎える頃には8984ドルの安値に到達。その後は金、原油の下落に加 え、欧米株式市場の頭重い足取りが重石となり9040ドルを上値抵抗とした安もみを 展開。終盤も低迷したまま引けを迎えた。 ◎NY原油=続落、中東情勢は不穏だが今月の安値を更新 ニューヨーク原油の期近は続落。 複数のイスラエル当局者がレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの全面戦争 は望まないと発言したことが相場を圧迫した。ただ、ゴラン高原のサッカー場に対する 攻撃についてヒズボラは否定しているものの、イスラエル高官はヒズボラに対する相応 の報復は必要であると述べた。ロイター通信が伝えている。一方、AP通信によると、 イスラエルのネタニヤフ首相はヒズボラに対する強烈な反撃が必要であると週明けにも 繰り返し宣言している。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続落。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は期近から大幅続落、コーンは小麦高で総じて反発 大豆は期近から続落。 米コーンベルトで降雨が発生していることを受けて、開花〜受粉の時期の好天を受け た高イールド観測が重石となった。金や銀の軟調を受けて弱気なセンチメントが広がっ たことや原油安を受けた大豆油安も弱材料視された。 コーンは総じて反発。 売り警戒感が強まるなか、前週末に産地クロップツアーによってノースダコタ州の硬 質小麦のイールドが32年振りの記録的な高水準との報告を受けて急落した小麦が反発 に転じたことを受けて買い戻す動きが広がった。ただ、米産地の高イールド観測が重石 となり、戻りは限られた。 MINKABU PRESS
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