プラチナ市況=反落、現物相場の上値が重く期先が100円超の下落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/08          2025/06    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,777   -151    11,828  -106  : 2,445.35   +27.33
銀          140.0    0.0     140.2   0.0  : 2,885.00   +27.00
プラチナ     4,688    -65     4,715  -105   :   969.90   + 1.20
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   926.38   +22.98
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.77   -3.05  ユーロ・ドル相場   1.0822  -0.0001
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【市況】
 プラチナが反落。プラチナは円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て
現物相場の上げ一服や1ドル=148円台の円高を受けて軟調となり、正午前に先限は
90円安で推移。午後になり、円は149円台後半に反落したが、ドル建て現物相場の
上値の重さが足かせとなり、期先3本は100円超の下落で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが112〜65円安、プラチナスポットが
69円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが9420枚、プラチナミニが819枚、プラチナスポット
が2821枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は4700円接近場面で夜・昼とも買い拾われる】
 プラチナ先限は夜間取引、日中取引とも4700円に接近する場面で買い拾われた。
日中取引では4735円で戻りを抑えられた。ドル建て現物相場が980ドル手前で上
げつかえたが、長期波動線の200日移動平均線(943ドル)割れ状態が7月23日
から29日までの短期間で終了したことは強気要因として評価できる。
 金、銀の動向にされやすいが、ドル建て現物価格ベースで金とサヤが1475ドルま
で拡大。1カ月前の7月1日は1330ドル超だった。プラチナは景気に左右されやす
く、需要減少不安が圧迫要因だが、金に対して割安感はある。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の978.26ドルから、上げ一服
となったが、金堅調を受けて押し目を買われ、午前11時前に979ドル台まで上昇。
午後は976ドル台で上値を抑えられ、午後3時半過ぎに968ドル台にまで押し目形
成となった。
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