アジア株 上海株は買い一巡後は伸び悩み、香港株上げ縮小 週末の日米重要イベント控え警戒感高まる 東京時間14:01現在 香港ハンセン指数 17607.98(+177.82 +1.02%) 中国上海総合指数 2894.57(+15.14 +0.53%) 台湾加権指数 22381.10(+31.77 +0.14%) 韓国総合株価指数 2682.20(-15.03 -0.56%) 豪ASX200指数 7970.50(-0.55 -0.01%) インドSENSEX30種 80507.06(+70.22 +0.09%) アジア株は高安まちまち。 香港株は続伸、約4週間ぶり高値をつけている。上海株は約2週間ぶり高値、一時2900ポイント台を回復する場面もあった。 先週末に中国首相が経済回復に向けたさらなる努力を呼び掛け、主に消費拡大に焦点を当てると発言したことを受け、景気支援策期待が高まっている。中国人民銀行がMLF金利公表を今月後半に延期したことを受け、当局が一連の中国経済統計を確認してから主要金利を引き下げるのではないかとの期待も広がっているもよう。 ただ、今週末の日米重要イベントを控え警戒感が高まっており、中国香港株は買い一巡後は伸び悩んでいる。台湾、豪州、インドは小動き。韓国株は0.56%安。 香港市場でJDドットコムが5.6%高、米JPモルガンが投資判断を「オーバーウエイト」に引き上げたことが好感されている。 週後半に重要イベントが予定されている。 23日にパウエルFRB議長がジャクソンホール会合で経済見通しについて講演する予定となっており、金融政策についてヒントが出るかが注目される。9月会合での利下げは既に織り込み済みだが、利下げ幅が25bpなのか、それとも50bpの大幅利下げに踏み切るのかに関心が集まっている。 同じく23日に植田日銀総裁が先日の歴史的な株価乱高下について説明する。今後の金融政策を巡る発言も予想されておりタカ派かハト派かにより、円相場および日本株に大きな影響を与える可能性がある。そして、その影響はアジア株式市場全体にも波及するだろう。
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