アジア株は下落も下げ限定的、エヌビディアよりも米経済統計を重視 美団急騰、売上高が予想上回る 東京時間11:02現在 香港ハンセン指数 17605.27(-87.18 -0.49%) 中国上海総合指数 2826.34(-11.09 -0.39%) 台湾加権指数 22083.26(-287.40 -1.20%) 韓国総合株価指数 2668.69(-21.14 -0.79%) 豪ASX200指数 8025.80(-45.64 -0.57%) アジア株は総じて下落、ナスダック先物の下げを受けハイテク関連が総じて下落している。 米半導体大手エヌビディアの売上高見通しは市場予想を上回ったものの、最も強気な予想には届かなかったことから一部投資家を失望させている。時間外でエヌビディア株は一時8%急落した。ただ、米国の景気後退が心配されているわけではない。現にダウ先物は上昇している。エヌビディア株は年初から150%も上昇していることから決算をきっかけに調整売りが広がっているのだろう。 市場はエヌビディア決算よりも米経済統計を重視。きょうは米GDP改定値と新規失業保険申請件数、あすは米PCE価格指数。何より来週は米雇用統計がある。直近の新規失業保険申請件数など労働市場がそこまで弱くないことから、8月雇用統計は悪い結果にならないとの見方。予想よりも強い内容となれば9月会合50bp引き下げ期待は後退するだろう。 香港株は下げ幅を縮小、美団株の上昇が好感されている。 中国フードデリバリー大手の美団は9%超上昇。第2四半期決算の売上高が市場予想を上回ったほか、米モルガンスタンレーやJPモルガン、シティが相次いで目標株価を引き上げたことが材料視されている。華潤ビールや中国最大の火鍋チェーンHaidilao International Holdiなども上昇している。一方、ナスダック先物の下げを受け、ネットイースやバイドゥ、JDドットコム、アリババ、シャオミ、レノボなどハイテク関連は軒並み下落している。 台湾株は1.20%安、半導体関連が総じて下落。TSMCは2.5%安。
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