米大統領選、どちらかが圧勝なら株安・利回り上昇 ドルへの影響は不明

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 11月5日の米大統領選が刻々と近づいており、市場もポジションの調整が迫られている。現在の情勢はハリス氏がトランプ氏を若干リードとの世論調査も出ているが、経済政策ではトランプ氏の方が優れているという回答がハリス氏を上回っている状況。予想されていたことではあるが、ぎりぎりまで大接戦といった情勢で、蓋を開けてみないと分からないといった状況のようだ。

 そのような中、米大手銀が10月に実施したグローバル・ファンド・マネージャー調査によると、投資家は米大統領選挙で共和党または民主党のどちらかが圧勝した場合、株下落と利回り上昇を予想しているが、ドルへの影響については意見が分かれている。

 いずれかの政党がホワイトハウスと議会を制する「圧勝」は、S&P500にとってネガティブであると考える投資家が47%に上ったが、ポジティブと考える回答は28%に留まったという。

 投資家の66%は、共和党が上下両院で過半数を占める結果となれば、利回り上昇と考えており、利回り低下を予想しているのは12%のみだったという。一方、ドルへの影響についてはより意見が分かれており、43%はドル高を予想し、35%はドル安を予想しているという。

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