ゴム市況=総じて下落、下値切り上げも軟調地合いから抜け出せず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
               RSS3                      TSR20
   2024/11      2025/04       2025/10       2024/12         2025/11
 354.8  -2.7   348.0  -2.0     352.6  0.0    289.0  -6.0    290.0  -6.0
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    上海ゴム  1月限   17,530   - 250元 (午後3時40分時点)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて下落。序盤から上海夜間が大幅安、一時1ドル=153円
台後半まで円高に振れたことを嫌気し、売り先行。中盤に入り、下げ幅を縮小する限月
が目立ったが、指標の期近4月限は正午前に下げ幅を拡大し、4.9円安に軟化。午後
に入り、再度、下値を切り上げたが、軟調地合いから抜け出せず、2.0円安で引け
た。他限月は11月当限が4.5円安で推移後、2.7円安で引けたのが目立った。期
近2月限は唯一、プラスサイドでの取引となり、0.1円高。
 TSR20は、出来ず。
 大引けのRSS3号は、前営業日比2.7円安〜0.1円高、活発限月の4月限は同
2.0円安の348.0円、期先25年10月限は同変わらずの352.6円、総出来
高は512枚。TSR20は全限が同6.0円安。
【上海ゴムの下値模索で戻り売り圧力が強い】
 期中4月限は短期線の5日間移動平均線(346.6円)を回復して引けた。上海ゴ
ムが15日の夜間取引で今月4日の安値1万7480元を割り込み、下放れとなった。
上海ゴムの下値模索、産地価格の低迷から戻り売り圧力が強いとみる。
 今日のJPXゴムは閑散商いのなかの下落場面だったが、上海ゴムの下値模索から、
JPXゴム市場は買い人気が低迷するなか、売り人気が強まる可能性あり。下に行くに
も上に行くにも出来高の増加が待たれる。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、SS3号は出来ず。TSR20は下落。同2.5〜1.3セン
ト安で推移している。

 上海ゴムは、大幅安。中心限月の1月限は夜間取引では売りが先行し、前営業日比
335元安の1万7445元の1万7580元で夜間取引を終えた。日中取引に入る
と、幾分、下げ幅を縮小も軟調地合いで推移。290元安の1万7940元で午前中の
取引を終えた。午後は下げ幅を縮小も250元程度の下落で軟調。

MINKABU PRESSS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。