石油午前=ウクライナ和平期待でも買いが優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内石油市場は上昇。米国の仲介を受けて、ウクライナ和平が視界に入りつつあるこ
とが相場を押し上げている。トランプ米大統領は先週末にプーチン大統領と会談した
後、週明けにウクライナのゼレンスキー大統領や欧州連合(EU)の首脳らと協議し
た。数週間以内にプーチン・ゼレンスキー会談が開催される見通し。ウクライナ停戦で
対ロシア制裁が解除された場合、ロシア産石油の供給量が増加する反面、制裁で圧迫さ
れているロシア産石油の価格を押し上げることから相場全体を押し上げる要因となる。
円相場は1ドル=147円後半で推移し、円買い・ドル売りがやや優勢。
 日中取引開始後、原油の2026年1月限は上げ一服。夜間取引の高値からやや押し
戻されている。
 午前11時現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が400円
安〜370円高。
 午前11時現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が620枚。
【ウクライナ、欧州の資金で米国製兵器100億ドル分を購入へ】
 英フィナンシャル・タイムズ(FT)の報道によると、ウクライナはロシアとの和平
合意後に米国から安全保障の保証を得るため、合意の一環として米国製兵器を100億
ドル購入する取り決めをする見通し。この資金は欧州がウクライナに提供するようだ。
また、ウクライナと米国はウクライナ企業と協力してドローンを生産する50億ドル規
模の契約も結ぶ見通し。
【海外原油夜間取引=軟調】
 ニューヨーク時間外取引で10月限は前日比0.28ドル安の62.42ドルで取引
されている。本日これまでのレンジは62.22〜62.68ドル。
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