【場況】 金が反落。ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相 場の下げ一服が下支えになったが、戻りは売られた。銀の商いは成立しなかった。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が64〜52円安、金ミニが60.0〜 36.5円安、ゴールドスポットが243円高、銀が出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、金が1万0002枚、金ミニが3806枚、ゴール ドスポットが355枚、銀が0枚。 【NY金はドル高で戻りを売られる】 金はドル高が圧迫要因になった。米連邦準理事会(FRB)の9月利下げが見込まれ ているが、22日のパウエル米FRB議長の講演で慎重な見方が示されるとの見方か ら、ドル高に振れた。一方、8月の米NAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数 は32と、前月の33から予想外に低下した。市場予想は34だった。 トランプ米大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領と個別に会談した後、英独仏 伊とフィンランドの首脳のほか、欧州委員会のフォンデアライエン委員長と北大西洋条 約機構(NATO)のルッテ事務総長との会談を実施した。会談ではウクライナに対す る「安全の保証」などが協議された。米大統領は会談を「非常に良かった」と評価し、 その後のロシアのプーチン大統領との電話会談を受け、プーチン氏とゼレンスキー氏の 会談の手配を始めたと表明した。 金先限は1万5964円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因になった。円相場 は1ドル=147円台後半の円安に振れた。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は上げ一服。きのうの海外市場では、ジャクソンホール会議を 控えてドル高に振れたことが圧迫要因になった。アジア市場では朝方の3331.84 ドルから、3338ドル台まで上昇したが、ドル高を受けて上げ一服となった。 午前11時現在、金が3333.52ドル、銀は3788セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が3349.70ドル、銀が3811セント。 MINKABU PRESS
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