原油相場は地政学リスクの織り込みを続けている。従来だと中東情勢が警戒されてい たが、足元ではウクライナとロシアの戦闘激化が注目されている。ウクライナは西側の 提供したミサイルでロシア領域への攻撃を行っており、攻撃対象が石油関連施設になる リスクが警戒されている。ただし、現時点ではロシア産原油や石油製品供給には何ら混 乱が生じている訳ではない。修正高に留まるか否かの分岐点は、ロシア産原油供給への 実害の有無に依存する。 中東の地政学リスク織り込みが一時的な動きに留まる傾向が強いのは、何ら実害が生 じていない結果である。イスラエルも、イラン石油施設に対する攻撃は行うべきではな いと判断している。それと同じパターンに留まるのがメインシナリオだが、ウクライナ が世界経済に混乱をもたらすリスクを認識しながらロシア石油施設に対する攻撃に踏み 切る可能性も完全には排除できていないのが現状になる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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