●短期見通し原油、需給緩和の戻り売り=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
需給緩和見通しを背景とした戻り売り優勢の展開が続く見通し。石油輸出国機構(OP
EC)プラスの減産延長、欧米のロシア産石油に対する制裁強化の動きを考慮に入れて
も、需給の緩みは否定できない。OPEC月報では更に需要見通しが引き下げられてい
る。12日に国際エネルギー機関(IEA)が最新の月報を公表するが、需給緩和見通
しが再確認されよう。シリア情勢緊迫化も、需給見通しに与える影響は軽微。何か突発
的な供給障害が発生しない限り、70ドル台から更に取引レンジを切り上げるのは難し
い。年初来安値更新の可能性も十分にある。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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