NYプラチナ市況=プラチナが反発、パラジウムが続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)   927.9      947.7       920.3       941.8    + 17.5
         (25/ 4)   941.0     960.7       934.3       955.1    + 17.3
 パラジウム  (25/ 3)   961.50     967.00      945.00      951.40   - 10.30
         (25/ 6)   965.00     970.00      954.00      958.40   -  9.10
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          37,004         41,863       101,069       (+  3,696)
 パラジウム          3,607          4,537        15,640       (+    435)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          43,717.48  - 110.58
     前日  153.62/64   1.0500/02   ・ナスダック         20,173.89  + 247.17
     本日  154.13/15   1.0508/10   ・10年米国債利回り      4.40  -   0.01
・NY原油  (25/ 1)   70.71 - 0.58  ・SPDR保有金残高    863.90  -   4.60
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムが続落。前日比はプラチ
ナが14.7〜17.5ドル高、中心限月の1月限が17.5ドル高、パラジウムが
10.30〜8.30ドル安、中心限月の3月限は10.30ドル安。
 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、手じまい売りが出たが、ドル安を受けて下
げ一服となった。欧州時間に入ると、戻りを売られたが、買い戻されて下げ一服となっ
た。日中取引では、ドル安を受けて買い戻し主導で上昇した。
 パラジウム3月限は戻りを売られて軟調となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を920.3〜937.4ドルのレンジで推移し、前日
比12.7ドル高の937.0ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、手じまい売り
が出たが、ドル安を受けて下げ一服となった。欧州時間に入ると、戻りを売られたが、
買い戻されて下げ一服となった。
 日中取引では、ドル安を受けて買い戻し主導で947.7ドルまで上昇した。買い一
巡後は金軟調を受けて上げ一服となった。
 11月の中国の小売売上高が減速し、上値を抑える要因になったが、中国勢の安値拾
いの買い意欲が強く、下支え要因になった。また12月の米総合購買担当者景気指数
(PMI)速報値は56.6と、22年3月以来の高水準となった。
 パラジウム3月限は、時間外取引を953.50〜967.00ドルのレンジで推移
し、前日比1.30ドル高の963.00ドルとなった。3月限は安寄りしたのち、ド
ル安を受けて堅調となった。欧州時間に入ると、戻りを売られたが、他の貴金属の堅調
を受けて地合いを引き締めた。
 日中取引では、戻りを売られて軟調となった。時間外取引の安値を割り込むと、テク
ニカル要因の売りが出て945.00ドルまで下落した。
 13日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの20万7289
オンス、パラジウムは同変わらずの3万8531オンス。
今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、インフレ率が目標の2%に向けて軟化し
続ければ、経済成長を抑制する必要はもはやなく、さらに金利を引き下げることになる
と述べた。
・12月のユーロ圏HCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は49.5と、
11月の48.3から上昇した。市場予想は48.2だった。
・欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、インフレ率が来年、目標の2%に収
れんすると確信しており、そうした自信が金融政策に反映されていると述べた。
・トランプ次期米大統領の政権移行チームは、電気自動車(EV)や充電施設への支援
を打ち切ることや、中国製の自動車・部品・バッテリー材料の輸入制限を強化すること
を勧告している。
・ 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は、経済を刺激も抑制もしない中
立的な水準に向け、ECBは段階的な利下げを継続すべきという見解を示した。
・12月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.3と前月の49.7
から低下した。市場予想は49.8だった。12月のサービス業PMIは58.5と、
3年2カ月ぶりの高水準。前月は56.1だった。総合PMIは56.6と、22年3
月以来の高水準となった。
・トランプ次期米大統領は、ウクライナの紛争終結に向け、ロシアのプーチン大統領と
ウクライナのゼレンスキー大統領と会談すると述べた。
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