貴金属は、金が反落して寄り付く見通し。金はニューヨーク安を受けて売り優勢とな ろう。銀はまちまちの値動きとなろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニュ ーヨーク高と円安を受けて堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は18.94ドル安 の2613.23ドル、銀が9セント安の2964セント、プラチナが5.01ドル高 の941.12ドル、パラジウムは9.75ドル高の932.24ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=157.10/12円で、前営業日の 大引け時点から0.48円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万3260円前後、銀は148.9円前後、プラチナ は4635円前後、パラジウムは4600円前後。 【NY金はドル高や米国債の利回り上昇が圧迫】 金はきのうの海外市場では、ドル高や米国債の利回り上昇を受けて売り優勢となっ た。 金はドル高や米国債の利回り上昇が圧迫要因になった。米連邦準備理事会(FRB) のタカ派姿勢が背景にある。11月の航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注は 前月比0.7%増。機械や電気製品への需要が好調で、前月の0.1%減からプラスに 転じた。 ロシア大統領府の外交政策顧問であるユーリ・ウシャコフ氏は、プーチン大統領とト ランプ次期米大統領の会談開催を複数の国が申し出ていると明らかにした。国名への言 及は避けた。 銀はきのうの海外市場では、ドル高に上値を抑えられたが、買い戻されて下げ一服と なった。 【NYプラチナは株高などが支援】 プラチナはきのうの海外市場では、株高を背景に買い戻された。 プラチナは株高が支援要因になった。米国のつなぎ予算が成立したことが支援要因に なった。ただ米連邦準備理事会(FRB)の利下げペース鈍化見通しが上値を抑える要 因である。一方、中国共産党機関紙の人民日報は、国内で「買うのではなく借りる」消 費行動が拡大しており、経済に新たな活力を与えているとする論評記事を出した。 <今日の予定> ●ドイツ(クリスマス) ・金融政策決定会合議事要旨公表 10月30-31日分(日本銀行) MINKABU PRESS 東海林勇行
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