金・銀市況=金は続伸、円安一服や現物の下げ一服で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/02          2025/12    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,594    +26    13,670   +29  : 2,710.38    -2.11
銀          153.0   -1.9     154.0  -2.0  : 3,035.00   -30.00
プラチナ     4,654     +8     4,647   +25  :   940.22    +7.00
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   948.35    +7.53
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    156.17   +0.48  ユーロ・ドル相場   1.0302  +0.0015
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【市況】
 金が続伸。ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の下
落と円安一服を受けて軟調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の上昇や円高一
服を受けてプラスサイドに転じた。銀の商いは成立せず、帳入値で下落した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが26〜36円高、ゴールドスポットが30円高、銀
が2.0円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が2万4931枚、金ミニが8039枚、ゴールドスポットが
2456枚、銀が0枚。
【金は米大統領就任前の手じまい売りもドル安で戻す】
 金先限は1万3544円まで下落したのち、地合いを引き締め、1万3670円まで
戻した。ニューヨーク安や円安一服が圧迫要因になったが、ドル安を受けて値を戻し
た。円相場は1ドル=156円半ばで円安が一服し、155円台後半まで円高に振れ
た。
 国際通貨基金(IMF)が米経済の成長見通しを引き上げ、ドル安が一服したこと
や、トランプ米大統領の就任式を控えて手じまい売りが出たことが圧迫要因になった。
ただトランプ次期米大統領が、中国の習近平国家主席と電話会談を行ったことを受けて
ドル安に振れると、ドル建て現物相場は上昇に転じた。関税引き上げ見通しで貿易摩擦
に対する懸念が出ていたが、電話会談で米中間の関係悪化に対する懸念が後退した。一
方、米大統領就任直後に約100本の大統領令に署名するとしており、内容と各市場の
反応を確認したい。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。前週末の海外市場では、米連邦準備理事会(FR
B)の利下げ期待が支援要因になったが、ドル安が一服すると、利食い売りが出た。ア
ジア市場では、朝方の2692.02ドルから、トランプ米大統領の就任式を控えて手
じまい売りが出たが、2689ドル台で下げ一服となった。午後に入ると、ドル安を受
けて2710ドル台まで上昇した。
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