［本日の見通し］石油＝売り買い交錯、ＡＰＩ統計は弱め

　日中取引開始後、原油の２０２５年６月限は売り買い交錯。前日終値付近でもみ合っ
ている。
　米石油協会（ＡＰＩ）が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比１００万
バレル増となった。オクラホマ州クッシングの原油在庫のほか、製品在庫も増加した。
冬場の製油所稼働率の上昇は一服気味で、製油所への原油投入量の拡大が限られている
ことが原油在庫の増加につながった可能性がある。春からの需要拡大に備えるため、冬
場は石油製品の在庫を積み増す期間であり、製品在庫の増加に注目する必要は乏しい
が、全般的には弱めの内容といえそうだ。
　時間外取引でニューヨーク原油３月限は前日比０．１９ドル安の７５．２５ドルで推
移。本日これまでのレンジは７５．１９〜７５．４１ドル。
　原油６月限の予想レンジは７万２０００円から７万３０００円、ガソリン先限は８万
６５００円から８万７５００円、灯油先限は８万７５００円から８万８５００円。
MINKABU PRESS

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