アジア株 上海株は堅調 春節連休中の消費回復を好感、不動産市場も活発 東京時間14:00現在 香港ハンセン指数 20660.54(+63.45 +0.31%) 中国上海総合指数 3254.12(+24.63 +0.76%) 台湾加権指数 23311.65(+150.07 +0.65%) 韓国総合株価指数 2530.25(+20.98 +0.84%) 豪ASX200指数 8512.60(+95.74 +1.14%) インドSENSEX30種 78082.00(-189.28 -0.24%) アジア株は軒並み上昇、米中貿易摩擦への過度な警戒感がひとまず後退している。また、中国春節大型連休中の消費が好調だったことも安心材料となっているようだ。 マーケットは10日の中国対米報復関税発動までに米中緊張が和らぐと期待しているようだ。関税は中国のほうが失うものが多く、これ以上の景気悪化を防ぐために中国側が折れるとの見方。ただ、中国はきのう米国をWTOに提訴、米国の行為は差別的かつ保護主義的だと非難した。また、トランプ氏は中国習近平国家主席との会談は「急ぐ必要ない」としており、週末が近づくにつれ米中警緊張は高まるだろう。 中国休暇中の旅行者数、旅行支出、映画興行収入など複数の指標で過去最高を記録した。中国主要28都市の新築住宅販売面積は昨年同時期と比べて8%増とわずかな増加だった。ただ、1月は住宅市場はオフシーズンなため、8%の増加は十分活発だったようだ。 上海株は0.76%高。DeepSeek出現でハイテク関連が総じて上昇、DeepSeekは米テック企業に比べ大幅に安価なコストでChatGPTを上回るパフォーマンスを叩き出した。中国政府がAIへの取り組みを強化していることを意味する。春節回復で不動産のほか、ホテルやレストラン、リゾート、レジャー、アパレルなど消費者サービス関連も総じて上昇している。 インド株はあすのインド中銀政策金利を控え様子見ムードが広がっている。また、来週には米印首脳会談も予定されている。
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