NY金・銀市況=反落、ドル高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 4)  2955.7     2964.7      2930.1      2953.2     -  2.9
          (25/ 6)  2982.9     2990.7      2957.9      2980.7     -  2.6
   銀     (25/ 3)  3345.0     3354.0      3290.5      3301.2     - 47.4
         (25/ 5)  3377.0     3385.5      3323.0      3333.8     - 46.9
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           161,677       177,050       526,625        (+  2,441)
  銀           92,593        80,008       171,305        (+  1,953)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          43,428.02  - 748.63
     前日  149.65/67   1.0502/04   ・ナスダック         19,524.01  - 438.35
     本日  149.13/15   1.0460/62   ・10年米国債利回り      4.41  -   0.09
・NY原油  (25/ 4)   70.40 - 2.08  ・SPDR保有金残高    883.72  +   5.74
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反落。前日比は金が4.6〜1.7ドル安、中心限月の4月限
が2.9ドル安、銀が50.8〜45.4セント安、中心限月の3月限は47.4セン
ト安。
 金4月限は反落。時間外取引では、米大統領の関税に対する見極めの動きが出るな
か、利食い売りが出て軟調となった。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服となっ
た。日中取引では、米中古住宅販売戸数の減少などを受けて押し目を買われた。
 銀3月限はドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。
 ニューヨーク金4月限は反落。時間外取引では2930.1〜2964.7ドルのレ
ンジで推移、前日比12.5ドル安の2943.6ドルとなった。4月限は安寄りした
のち、米大統領の関税に対する見極めの動きが出るなか、利食い売りが出て軟調となっ
た。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服となった。
 日中取引では、手じまい売りが出て2935.1ドルまで下落した。その後は、米中
古住宅販売戸数の減少などを受けて押し目を買われ、2959.8ドルまで戻した。
 トランプ米大統領の関税政策に対する懸念が一巡し、利食い売りが出た。一方、2月
の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.4と、前月の52.7から低下
し、2023年9月以来の低水準となった。1月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前
月比4.9%減の408万戸となった。市場予想の412万戸を下回った。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で3308.5〜3354.0セントのレンジ
で推移し、前日比18.6セント安の3330.0セントとなった。3月限は安寄りし
たのち、金軟調につれ安となった。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服となっ
た。
 日中取引では、ドル高を受けて戻りを売られた。時間外取引の安値を割り込むと、テ
クニカル要因の売りが出て3290.5セントまで下落した。
 2月19日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比27万6016オンス増の
3859万0482オンス、銀は158万1096オンス増の3億8967万1799
オンス。

今日の材料
・ベッセント米財務長官と中国の何立峰副首相は、ビデオ会談を行った。両政府による
と、何氏は米国の対中関税や貿易制限について、ベッセント氏は中国の「不公平な政
策」についてそれぞれ懸念を表明した。
・2月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は1月と同じく
50.2だった。好不況の分かれ目である50をかろうじて上回ったが需要の落ち込み
が深刻化した。
・2月の米ミシガン大消費者信頼感指数の確報値は64.7と、前月の71.7から低
下した。2023年11月以来、15カ月ぶりの低水準となった。トランプ米大統領が
表明している高率かつ広範囲な関税が家計の購買力を侵食するとの懸念が背景にあると
みられる。
・2月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.4と、前月の52.7か
ら低下し、2023年9月以来の低水準となった。トランプ政権が掲げる関税措置と連
邦政府の大規模な支出削減に対する懸念が重しになった。
・1月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前月比4.9%減の408万戸となった。減
少は4カ月ぶり。住宅ローン金利と住宅価格の高騰を背景に、需要が低迷した。市場予
想は412万戸。
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